再デビュー
外の試合は本当に久しぶりだ。かつては国体などの競技に確実に1位、2位に名前を挙げられていた。国体の選手は貸与馬で行われる。
ある競技の記録を見ると1~3位まで太郎公というものもあった。それを見ると太郎のまじめさと負けず嫌いの性格がよくわかる。
まずは獣医と装蹄師に相談する。
大丈夫ということで太郎の調整が始まる。
身体も柔らかく、器用なので馬場馬術もこなすが、もともと障害飛越ができたので、障害飛越競技にエントリーすることになった。私もルピアとは障害飛越を訓練してきたが、しばらく遠ざかっていた。
しかも太郎はすばらしく元気になって、馬場内で乗っていて、そとの走路を競走馬が走っていくと興奮して競走馬のように走ってしまうということが多くなる。
私も何回も制御できなくなり、スタッフに助けてもらったことがあった。そういう訳で一回目はスタッフに乗ってもらい様子を見ることにした。
太郎に再デビューということで、ルピアの訓練をあまりせずに競技会に出た。結果はルピア2位、太郎3位でリボンをもらって帰ってきました。
乗ってくれたスタッフによると、ルピアはもちろんのこと太郎は『俺の背中に乗って黙ってついて来い』という勢いだった。太郎自身が歩数を計算して回ってきたようでした。今度は私の再デビューです。馬場馬術のある試合に向けて訓練が始まりました。
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